防災への取り組み
「災害に強いマンション創り」へ
防災の考え方の基本である「自助・共助・公助」のうち、自らを助ける「自助」の重要度はとても高く、その意味において日頃からの意識と、いざという時の備えが肝心です。
あなぶきハウジンググループでは、マンションにお住まいの皆さまに対して防災に対する備えや自治意識を強くお持ちいただくため、災害に強いマンション創りへの取り組みを推進しております。
一方で、災害が起こってしまった際は各拠点から応援に駆けつけ復旧をお手伝いできる体制づくりに尽力しております。また、有事の際はあなぶきPMアカデミー内にあるあなぶきコールセンターが災害本部となり、情報の共有化を図ります。
マンション防災のポイント
- 準備(備蓄品や訓練の実地)
- 日頃のコミュニケーション(連携)
- 理事会(理事長)の判断力
お住まいの皆さまの防災意識を高めるために
お住まいの皆さまが防災のことを詳しく知り、いざという時に動けるようになっておくことができるために、マンションごとの防災訓練や、あなぶきPMアカデミーでの防災セミナーなどのイベントを企画開催しています。
また、皆さまに「防災ハンドブック」を全ての居住者さまに配布させていただいております。
また、普段からマンションにお住まいの皆さまのコミュニケーションが活発であるほど、災害後の復旧もスムーズに進むことが、先日の熊本地震などを通じて見えて来ました。あなぶきハウジングサービスでは、上記のような防災に直接関係あるものも含め住民同士がコミュニケーションを取れるのイベント企画・提案を行なっています。
対策 1防災セミナー
管理組合の理事長等役員さまや防火管理者さまを中心に約120名の参加によるイベントを開催しています。
実際に体験した災害を題材とした講和や地震保険の話、防災関連商材の展示や防災体験などを行っています。募集と共に応募が殺到するほどの人気ぶりで、マンション入居者の防災・減災への関心は非常に高いことを改めて実感しています。
対策 2マンションごとの防災・避難訓練
地域毎に想定される災害に合わせた訓練を、各マンションごとに行なっております。
例えば、津波浸水地区に位置しているマンションにおいては長期浸水も懸念されている為、自主防災組織を中心にMLCP(マンション生活継続計画)の作成を進めており、その想定での避難訓練を行い、 浸水が想定されている、2階・3階の住民を上階避難させると共に、4階から14階の住民は、全住戸の安否確認を行い、防災本部と無線通信による情報一元化などを体験しました。
対策 3防災ハンドブックの作成
普段からお読みいただくことで、災害時の備えや自治意識をお持ちいただくため、いざ災害がおきた時にどうしたらよいかを説明した「防災ハンドブック」を作成し、マンションにお住いの方にお配りしています。

災害時の体制について
あなぶきコールセンターが司令塔となります
あなぶきコールセンターは、24時間365日稼働していますので、各拠点事務所が不通・不在時でも受付しています。
そして、災害時には、あなぶきコールセンターが災害対策本部となり、司令塔の役割を果たします。現場とリアルタイムに情報の共有化を図り、お客さまからのお問い合わせにも誤差のない対応が可能です。


自然災害時の復旧応援体制が整えられています
あなぶきハウジングサービスでは、地震・風水害等自然災害が起きた際には、各拠点から応援に駆けつけ復旧をお手伝いできる体制です。
例えば、2016年発生の熊本地震の復興対応は、前震発生時から各拠点・グループ会社も含め延べ300名の社員が、復興応援に駆けつけ、全ての管理マンションへ、毎日現況確認・復旧(ライフライン)対応、危険性のある箇所には応急措置を行いました。

MALCA(マンションライフ継続支援協会)
との共同活動
MALCAは、平成25年度及び26年度の「国土交通省のマンション管理適正化・再生推進事業」に採択され、マンションの管理組合、防災組織等への支援事業を行っています。
その支援対象のひとつである、高知市内のマンションの自主防災の支援活動(防災コンサル等)には、あなぶきハウジングサービスも共に活動し、防災・減災の啓発支援に取り組んでいます。(マンション防災事業では、全国で2棟(東京都・高知市)が採択されています)
あなぶきPMアカデミーではご見学・ご利用を受け付けています
あなぶきPMアカデミーでは、防災・減災について学べるエリアを設けています。防災用品や、2016年の熊本地震の際に実際に使用されたものなどを含めた展示品などをご覧いただけます。
また、マンション内の構造を学べるエリアもあり、実際に災害があった際にどのような場所に影響が及ぶか、などのご質問にも、実際の構造物を前にお答えできます。
