岡山県岡山市:N様

財政健全化と顔が見える
コミュニティ形成に邁進。

理事長になって間もなく大規模修繕工事がスタート。無事に工事を終えると、「財政」と「コミュニティ形成」に取り組む。

このマンションは、2002年に竣工しました。ここを購入したのは、JR岡山駅が近く、周辺が静かであることです。合同庁舎が近くにある官庁街で、環境が非常にいい場所です。病院も近いですし、2014年にイオンモール岡山が岡山駅と隣接するように開業して、さらに便利になりました。築16年となり、当初購入された住民も転勤したりして、賃貸として出されるケースも一割くらいあります。しかし、イオンモール岡山ができてから人気が高まり、購入したいという方も多くなっているようです。
私は2016年5月の総会から理事長を務めて2年目となります。理事長になって間もない8月から大規模修繕工事をスタートさせ、翌年3月に完了へ至りました。理事長に就く前、私は理事や副理事長も務めていましたが、当時はいきなりの大仕事に戸惑う部分もありました。しかし私は修繕委員会の委員でもありましたので、その経験を活かし、あなぶきハウジングサービスさん、あなぶき加賀城建設さんとともに大規模修繕工事に取り組み、無事に工事を完了させることができました。
大規模修繕工事が終わってから、「財政」と「コミュニティの形成」を大きな柱として課題解決に取り組み始めました。今後の財政計画を立案するのに当たっては、一番大きい長期修繕計画の見直しがポイントとなります。ちょうど大規模修繕工事をした時に、一級建築士に診断していただき、長期修繕計画を精査したところ、必要であるもの、ないものの区別ができました。大規模修繕が終わり、修繕委員会も役目を終えましたが、委員の方々は、マンションの価値について詳しくなられている方たちばかりですから、引き続き「財政委員会」を発足し、収入と支出の見直しをお願いしています。

  • 大規模修繕工事では外観は美しくなりますが、中に住んでいる住民が気づかない、実感がないことも多いだろうと修繕委員会で意見が出ました。工事が進行し、設計士さんやあなぶき加賀城建設さんと費用を詰めてみると、少し余裕が出てきましたので、思い切ってエレベーターの内装を変更しました。

  • 家族でまとまって停めやすいように、自転車置場にファミリーエリアを試験的に設定。

  • 女性の副理事長を中心にバザーも開催。集会室を、これからも活用して、子どもたちや住民の顔が見える関係づくりへ。また、防災訓練も、安心安全への備えとして実施。

  • 小さなカーブミラーの追加設置や住民へのお知らせポスターも自分たちの手づくり。

これまで使われていなかった集会室を活用することで住民の顔が見えるように。

そして、もう一つの「コミュニティの形成の場」として集会室の活用に着目しました。竣工以来、集会室はあまり活用されていませんでした。「ここを活用することが、コミュニティ形成にも役立つのではないか」と思い、第一弾は昨年9月、近所の内科クリニックの先生にお願いをして、「骨密度測定体験会」を実施しました。集会室を使った初めての試みでしたが、大勢の方に参加いただきました。その次には、2月初旬の土日にバザーを開催しました。集会室には97点の物品が集まり、その約8割が引き取られていきました。のべ67名が参加し、集会室にお茶が飲めるコーナーも設置したところ、初めて顔を合わせた方々も楽しく会話が弾んでいました。その後も、イベント告知やレポートを盛り込んだ集会室だよりを定期的に発行し、住民のコミュニティ形成に役立てています。
またある時、東京から引っ越して来た方ですが、このマンションのエレベーターに乗った時、ご一緒した方から挨拶されたのでびっくりしたとおっしゃってました。「同じマンションに住む人なのだから当然のことでしたが、都会で暮らしているうちに忘れていましたね」と…。
このように顔が見えるマンションならば、いざという時にお互い助け合える関係が築けるのではないでしょうか。地震や火事などが起こった後では遅すぎます。普段から話せる関係ができていれば、いざという時に物事がスムーズに進みますし、このマンションに住んで良かったと思えるようになるでしょう。立地や環境に注目されるマンションですが、住民のコミュニティ形成こそが、マンションの「本当の価値」になるのだと思います。

「マンションの価値は、立地や環境の良さや、建物が美しいだけではなく、住民のコミュニティの形成がしっかりとなされていくことが大切です。それを管理組合がリードする。住んでみて良かったというのは、そういうことだと思います」。フロント担当の北嶋は「委員会や理事会では、みなさん活発に意見交換され、最終的には一つにまとまります。マンションを良くされたい熱意が伝わってきます」。

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